頭がよくなりたい

頭がよわい大学生の軌跡

190605.3

生物学の良さについて

 生物学は自然科学の一分野であり観察に基づく実証科学である.

 自然科学

生物をも含む物質的自然を対象とする人間の認識活動であり、その成果のまとまりでもある。非常に幅広い対象および多様な手法に応じて、さまざまな分科をもつ。(中略)もともと生産活動や技術を源泉として人間の自然認識は生まれたが、19世紀以降、生産技術とより密接にかかわることによって自然科学が自立し、重要な社会的制度として成長してきた。すなわち19世紀に、力学や天文学以外の物理学、化学、生物学、地学といった分野が、記述や分類を主目的とした博物学(自然誌)や、自然についての哲学的認識体系を求める自然哲学から独立し、自然科学natural science(英語)、Naturwissenschaft(ドイツ語)としてのまとまりを認められるようになった。(日本大百科全書

  また,生物学は自然科学の基礎科学(物理学・化学・生物学・地球科学・天文学)――学問を支える基礎――のひとつであり,筆者はその中でもっとも身近で神聖な自然現象を扱う学問であるように思う.また,量子や天体のように極端なスケールを中心に扱うわけでもない.どこまでも現実的であり神秘的である生物学の知識は,何気ない日常を神秘の世界に誘う(文学とは違って実証的に)架け橋となりうるだろうと考える.

 人文科学もそのような美しさを内包しているが,空想と区別がつかない.社会科学は近視眼的な側面があるのであまり好きでない.人間は人間だけで生きているのではなくほかの生物とのかかわりの中で生きている.生物学は,自然科学の世界で生きとし生けるものの温もりを感じる学問である.(独りで勉強していても心なしか寂しくない!!)