頭がよくなりたい

頭がよわい大学生の軌跡

190603

 外国語の学習・教授・評価のための欧州言語共通参照枠CERF(セファール)によれば,現在の筆者の英語運用能力はA2~B1レベル.一方で国立大学院で求められる能力はC1~C2レベルだ.1レベル上げるのに必要な時間は適切な指導のもと200時間.したがって,筆者が必要な英語力を身に着けるのには最低でも600時間以上学習しなくてはいけない.しかも,書籍などを利用して学習する際は永遠にレベルが上がらないリスクもあるのである.

アメリカ合衆国北部にある名門8大学(Ivy League)の場合TOEFLの平均スコアが100点を超えることもある(旺文社).

 さらに問題なことに筆者は英語を履修していない.一週間に90分×4=360分の学習機会を失っている.したがって,英語を履修していない各位は,毎日60分の自習が要求されている.この事実を発見した今日から,我が家の規則に外国語学習の項目を追加しようではないか.

 

・日曜日を除いて,大学院合格まで毎日TOEFL対策を60分を行うこと.

 

いったいどれほどの時間があるのか?まず長期休暇は,春休みと夏休みで3か月.冬休みと予備日を足し合わせておおよそ4か月だ.それを除く平常月は8カ月.その間に25時間勉強したとしても200時間.つまり,1年後に院試が控えているがそれまでこの規則毎日守ったとしても目標は達成できない.

 

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 夏休みのすべてをTOEFL学習に費やした場合でも600時間には全く満たない.せいぜい,300時間程度である.それによってあげられるレベルは1.春休みは院試験に向けて他科目も学習しなくてはいけないので全く余裕はない.

 

逆に,夏休みを終える段階で600時間に達成する方法はあるのか?,それは夏休み前に300時間をどう捻出するかによる.300時間/60日=5時間.毎日平均5時間学習すれば達成可能である.これは現実的か?朝5時に起きるためには21時半に就寝する必要がある.早朝1時間学習し,毎日1時間で掃除洗濯炊事を完了させるならば,1限から5限の時間を除き17:30から20:30の3時間.足し合わせて平日は4時間捻出可能である.

現実的な余裕をもたせて平日は3時間の学習とするならば,休日にそれぞれ10時間学習すればよい.一応は,夏休み終了時に600時間の学習を終え,理論上C1~C2まで上達可能な計算だ.

 

 科学技術振興機構の調査によると,学術領域における国際シェアのバランスが大きく変わってきている.20世紀は米国が圧倒的なシェアを占めていた.ところが21世紀入ると中国のシェアが激しく増加するのに対し米国は下火になりつつあるのである.

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しかしたとえ,これから英語のシェアがますます少なくなったとしても英語を運用できる価値は損なわなれないだろう.